水中ドローンは、水中を自由に潜水・潜航しながら移動し、映像を撮影することのできる小型無人機の総称です。空のドローンがUAV(Unmanned Aerial Vehicle)と呼ばれるのに対し、水中ドローンはROV(Remotely operated vehicle)とも呼ばれています。
当社はマルチビーム測深機を導入し、水中の3次元データの取得を行ってきました。
さらなる水中の可視化のために、産業用水中ドローン「ダイブユニット300」を導入致しました。
ダイブユニット300は、機動力や耐久性、利便性に徹底的に追求した産業用クオリティで、浅場から危険な場所、深海まで潜水し、水中の映像や水温・水質をはじめ、様々な情報を取得することが可能です。
水中の形状を取得できるマルチビーム測深機とともに併用し、水中の状態を映像データとして取得できることから、さらなる水中の可視化が可能となります。
ボディに搭載した7基の推進器により、水中を自在に移動します。潜行は300メートルまで可能。ダイバーの潜行が不可能な深度の調査が可能です
ソナーを搭載しているため、濁りなど水中の視界が悪い状態でも調査が可能。対象物との距離や対象物の状況が把握できます。
水上の船と音響信号を送受信することで、機体の位置を測定・記録することが可能です。
本体と船上の通信には、3.7mmの超極細光ケーブルを使用。潮流の抵抗を受けにくく、水中での高い機動力・安定性を実現します。
バッテリー満充電で4時間の稼働が可能。予備バッテリーにより最大8時間の稼働が可能となります。
インターネット経由でリアルタイムに映像配信が可能。水中調査の模様を遠隔地の会議室でも確認できます。
水深や水温など、本体が記録した各データをアップロード。さまざまな検証・解析に活用することができます。
最大潜行可能深度 | 300m |
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本体サイズ | 横幅:410mm/高さ:375mm/奥行き:639.5mm |
重量 | 約28kg(バッテリー込み) |
カメラ画質 | Full HD(30fps) |
照明(明るさ) | LED4基(6,000ルーメン) |
推進器 | 7基 |
駆動時間 | 最大4時間(予備バッテリーとワンタッチで交換が可能) |
ケーブル | 直径3.7mm 光ファイバーケーブル |
コントロール装置 | 防水仕様PC/操作パッド |
当社が保有するマルチビーム測深システムによって取得した3次元データと、水中ドローンの映像データの連携が可能です。
DiveUnit 300は“USBL音響測位装置”を搭載しているため、機体の位置を測定・記録することができます。
正確な位置を持つ水中映像データを、マルチビームで取得した3次元データに結び付けることにより、水中「形状」および「状態」の可視化が実現します。
マルチビームについての詳細はこちら当社が保有するxRヘッドマウントディスプレイにより、取得した3次元データと映像データ、及び3次元モデルを仮想空間上で展開・可視化することが可能となります。
VRヘッドマウントディスプレイによる仮想空間でのシミュレーションや、複数のMRヘッドマウントディスプレイによる複数人での仮想空間上でのディスカッションが実現します。
水中の3次元データと映像データを、GIS(Geographic Information System)によって管理することが可能です。
形状・状態データを、図面・属性データと紐づけて管理することが可能となり、水中データの効率的な維持管理が実現します。
水中ドローンによる水中可視化ソリューションに関するお問い合わせは、以下までご連絡ください。
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